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KFCヒストリー

情熱と強い意志が道を切り開く

北九州フィルムコミッション 日々谷健司

平成12年、イメージアップ班に後年、日本FC界のカリスマ的存在となる日々谷 健司が配属された。

当時のイメージアップ班は年間1〜2本の映画、ドラマを手掛けてはいたが、活動の中心は旅番組や情報番組であった。彼の担当は映画・ドラマの誘致と支援業務。

先輩スタッフとともに映画制作会社を訪ねるも、市職員と業界人の間に大きな壁を感じた。

平成12年9月27日、イメージアップ班は、「北九州フィルム・コミッション(KFC)」へと名称を改める。その際、当時の市長は、「KFCに業界人を雇った方がいい。市職員では業界人と渡り合えない」と心配した。

それを伝え聞いた日々谷は、「自分がその業界人になるから心配ない」そう上司に言ってのけた。

間もなくKFCのゴールドラッシュの幕が開くこととなる。

彼が初めて誘致に成功した映画の北九州ロケ約1ヶ月の間、日々谷はスタッフと寝食を共にしながらとことん付き合った。

公務員と対極のように思える映画人がどういう人種なのか、この目でしっかり見極めたい。このチャンスを足がかりに世界を広げてやる。野心の塊だった。

監督、プロデューサーから制作部、撮影部、美術部、照明部、車両部まで、あらゆるパートのスタッフと毎晩飲み、語り合い、制作の中核部に突っ込んでいった。

この時築いた信頼関係と人脈は、爆発的な広がりをみせた。撮影隊はプロジェクト制で、一つの作品が終わればチームは解散し、また新たなチームで動いていく。業界内の横の繋がりは非常に強い。

「北九州におもしろいやつがいる」日々谷の噂がすぐに広まり、映画の話が次から次に舞い込んだ。もう一度日々谷と一緒に仕事をしたい。という理由で、北九州をロケ地に決めた監督やプロデューサーもいる。

「KFCは制作部の下請けではない。撮影隊の一員である」日々谷の熱い姿勢と行動力は、KFC飛躍の大きな足がかりとなった。

現場をとおして培われた人脈の太いパイプは、今もKFCの大きな財産である。

いつしか日々谷は、KFCのあるべき姿を確信するようになる。

当然のことながら、FCなどなかった時代から映画の制作は行われてきた。FCが行っている業務は全て制作部がやってきたことだ。

長年にわたり優秀な制作スタッフが全国を足で回り、素晴らしいロケーションを探し出し、地元の自治体や住民の人々と時間をかけて人間関係を築き、円滑な撮影を行ってきたのだ。

つまり、当たり前だが、FCなどなくても映画は撮れるのである。制作サイドにとってFCの存在価値は「ロケ地情報が早く集まること」「FC自体が自治体や関係団体なのだから、交渉や許可申請がスムーズに進むこと」のみであり、この2点を高いクオリティでこなせないFCは、はっきり言って邪魔なだけだ。

では、FCはどうあるべきか。

日々谷が出した結論は「KFCは、地域の番長にならなければならない」

映画人は、いい絵を撮るためには必死になる。突発的なリクエストや無理難題も多い。

そんな時、地域のことを熟知し、自治体や関係機関、企業、商人、住民の有力者などに「あいつに頼まれたらやるしかない」と思わせる人間を何人持っているか。電話一本でこちらのリクエストに即応してくれる信頼関係をどれだけ築いているかが重要だ。

有力者とは、社会的地位が高い人物ではない。撮影に関係しそうな部署や団体、地域のキーパーソンということだ。このネットワークさえあれば、まともに手続きすれば答えが出るまで一週間を要することでも一瞬でO.K.が出せる。

こればかりは、東京から来た制作部がいかに優秀であっても、太刀打ちできない。ご当地FCにしかできない業である。

そしてまた、番長は「撮影行為から地域を守る」という責務を有している。

一部の質の悪い撮影隊の行為から、地域や住民個人の財産、時間、プライドを、体を張ってでも守らなければならない。

これが地域の番長であり、KFCの目指すべき姿である。日々谷はそう信じている。

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